Koharubi’s Life
こはるびは2012年に開設された、全国的に見ても極めて新しい施設です。従来の児童養護施設は大部屋が中心でしたが、こはるびはできるだけ一般家庭に近づけるよう、少人数のユニット型(1ユニット定員6人)としています。一つのユニットが一つの家庭というイメージです。ルールづくりも、担当職員と子どもたちがみんなで話し合って決めています。
若手職員がほとんどを占め、平均年齢は20代。現場スタッフの最年長でも40代前半です。若いスタッフが、自分たちで生き生きとユニットを運営していきます。
「凡事徹底」を基本方針にし、将来自立できるよう、子どもたちに規則正しい生活を教えます。
地域の人を音楽会や年末の餅つきに招待して交流を図っています。また、体育祭やお祭り、納涼祭など、地域の行事にも声をかけていただき参加します。少子高齢化の進んだ地域に立地しているためか、子どもたちは地域の人たちからも可愛がっていただいています。
児童養護施設は、365日24時間稼働しています。
1人で全てを行うことは不可能ですから、より良い支援、より安全な日常を実現するため、職員間のコミュニケーションを密に、「ほうれんそう」を大切にしています。職員は引き継ぎも入念に行います。
建物の床・壁には、怪我を防ぐため弾力性のある素材を使用しました。また、防犯カメラを設置、さらに子どもたち(小学生低学年)の登下校時には職員が同行するなど安全面に万全を期しています。
入所児童の一日の流れです。季節、曜日により時間や内容が変わります。
あいている時間はTVをみたりお絵かきをしたり、それぞれ自由に過ごしています。
高校生は県内各所に通学しているため、各児童の生活時間が異なります。
児童の誕生日は、各ユニットでお祝いします。毎月避難訓練を実施しています。
また、定期的に「ピアノコンサート」などを行っています。その他、多くの招待行事に参加しています。